2012-01-01から1年間の記事一覧

夏期に大きく成長するということ

子どもの足と靴を考える会の調査で分かったことですが,足のサイズは、春から夏にかけて大きく伸びている。春から夏にかけて草花が伸びるように、子どもの足も3月から9月にかけて大きく成長します。 夏休みが終わったら、靴が小さくなっていないか調べてみ…

子どもが遊びたくなる環境

9月例会では,臼井教授から「幼稚園児の運動能力は,生活環境(園庭の広さ,地面の状態;水平か傾斜があるか,土面か芝か等)と関係している。 子どもが遊びたくなる環境について研究を作っていくことが必要で,今「保育」が言われている」との紹介がありま…

9月の例会

9月当会の例会は放送大学教授 臼井永男 先生 を囲んで勉強会をする予定です。 子どもの足と靴を考える会は,子どもの足の成長と靴について,研究を重ねてきました。 成長発達について,今一度勉強して,会員の知識をレベルアップし,共有しようとの狙いで勉…

靴の随想(4)扁平足つづき

靴の随想(4) 扁平足・・・続き 荻原 一輝 本気で私が靴の事を勉強する前にでも一整形外科勤務医として、若干気にしていたことをもう少し書いてみます。 元々私が習った京都大学整形外科では、コルセット、装具、(足底挿板も含めて)のモデル採型は医師が…

靴の随想(3)扁平足

荻原一輝先生の随想です。靴の随想(3)・・・扁平足 前回「扁平足」のことを書きましたら、いろいろのご意見を頂きました。これを読んでいるうちにもっと古い事を思い出しました。最初に書いた様に、私は略昭和の年数と同じに成長してきました。大体小学校…

(臨時)靴の随想 「扁平足」について

(臨時)靴の随想 「扁平足」について 荻原一輝たまたま、先程までNHKの「試して合点」という番組で「扁平足」を取り上げていました。この番組がある事は少し前に偶然の機会で知り、時間があれば見て置きたいと思って居りましたら、またその前の時間は「福島…

靴の随想(2) 昭和27年頃履いていた靴 靴のコスト ケミカルシューズ

靴の随想(2) 荻原 一輝 今から考えると勿体無いことなのですが、昭和27〜28年頃私が京都大学整形外科教室で始めて「整形外科」というものを勉強し始めた頃の話です。 或る時、当時の助教授と助手の先生と教室に入りたての私が雑談をしていました。助…

靴の随想(1) 「始めて履いた靴」

「子どもの足と靴の会」の創設者で,日本靴医学会の創設メンバーでもあり,長年「足と靴の研究」を続けてこられた荻原一輝先生が随想を寄せてくださいます。 これが第1回目ですが,当会のブログへの掲載にご了解いただきましたので,掲載させていただきます…

子どもの靴選び

もうすぐ,新年度,新学期ですね。 靴も新しく買い換える人が多いと思います。 いや,もう新調されたですね。まだの方,とくに学年が1年上がる方, 一度,お子さんの上履きが窮屈になっていないか 体育館などでの運動に大丈夫か,見直してみましょう!http:/…

子どものハイヒールについて

先日,京都地下鉄に乗っていて小学生と思えるこどもが5cmくらいヒール高さの編み上げブーツを履いているのを見かけました。K-popのグループなどが履いているタイプの靴に似た靴でした。2011年12月4日朝日新聞教育欄に「どうする?おしゃれ 思春期…

上履きについて

日本では,家の内と外で履き物を履き替える習慣があります。 畳の上では,素足や靴下,足袋だけ履いています。 フローリングや板間で椅子の生活が普及し,家の中ではスリッパ生活が一般的です。そして,学校では「上履き」「上靴」を履いています。 子ども達…

子どもの足と靴を考える会

子どもの足と靴を考える会は、 「子どもの靴を考えるためには、まず子供の足を知る必要がある」という議論の中から、その研究を目的に約25年前に発足しました。整形外科医、靴の製造や販売に関わる各分野の専門家、大学や兵庫県立の研究所職員などの会員に…